成人病予備軍とは

太った腹を触っている男性

成人病は今では生活習慣病と呼ばれています。
そのため成人病予備軍は、生活習慣病予備軍と言い換えることができます。
この生活習慣病予備軍とは、生活習慣病に該当する病気の基準は満たしてはいないものの、同時に正常範囲は超えてしまっている人のことを指します。

たとえば糖尿病の場合、現在ではその予備軍の人がおよそ700万人にものぼると言われています。
この人たちは、血中のブドウ糖濃度である血糖値が糖尿病と診断されるほど高くはないが、しかし正常よりは高い状態にある人たちです。
生活習慣病が恐ろしいのは、広く知られていることです。

しかしその予備軍については、予備軍と言う認識があること自体、知られていないことも多く、またその恐ろしさに関してもあまり知られていないのが現状です。
予備軍は、そうとわかってからどのように生活習慣に配慮するかによってその後の状態が大きく変わる、いわば分岐点だと言うこともできます。
もし生活習慣に気を付ければ予備軍を脱することができるかもしれませんし、反対にそのまま好き放題を重ねていれば、予備軍から正式な生活習慣病を発症することにもなってしまいます。
ですからまずは定期的に健康診断を受け、自分の健康状態を見ることが必要です。
そしてその上で、生活習慣病だと診断された場合には、それ以上、状況を悪化させないために努力をすることが求められます。
生活習慣病は、予防することが十分に可能な病気です。

生活習慣病は、若い人や子供にも患者数が増えてきていることが問題となっています。
そしてこれは予備軍に関しても言えることです。
たとえば2006~2008年にかけて特定の3県で高校生を対象に行われた調査では、1500人の高校生の約4割に、成人病予備軍の疑いがあることが明らかにされています。
ですから予備軍の存在を含め、若い人に対する生活習慣病に対する啓発活動を行うことが重要です。