成人病に分類される病気

診察を受ける人

厚生労働省は1957年に40歳~60歳がなりやすい病気を成人病として定義しています。
例えば糖尿病です。

最近では子供でも発症することがありますが、糖尿病では血糖値が高くなりすぎて体がブドウ糖を十分に吸収できなくなります。
インスリンは血糖値を下げるホルモンですが、糖尿病になると足りないのでブドウ糖をエネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンに変えて肝臓で溜め込んだりできません。
全身のエネルギーが不足することで、腎機能や眼などに様々な合併症を引き起こします。
遺伝的な要因もありますが、運動不足や肥満、ストレスなど後天的な要因が多いです。
目がかすんだり手足がしびれる、喉が渇くといった自覚症状がありますが、自覚していない糖尿病予備軍もたくさんいます。

高血圧は血圧が正常範囲を超えて高いことで、日本ではおよそ3000万人います。
血液を全身に送る動脈に汚れがあると流れが滞って、心臓がさらに圧力を高めることで血行を促進するというメカニズムです。
高血圧を放置して悪化させれば動脈硬化が起こって、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。

糖尿病と合併することが多く、喫煙や肥満、遺伝など様々な理由があります。
息切れや頭痛、耳鳴りなどの症状はありますが、高血圧でしか現れないものがないので、早期に気づくのが難しいです。
動脈硬化も成人病の一つで、動脈にコレステロールなどが付着すると、血栓が作られて血管が詰まります。
動脈硬化は誰でも発症する可能性がある病気で、10代から少しずつ進行して40代で症状が出始めます。
ストレスや肥満、喫煙などの原因が挙げられていますが、動物性脂質を過剰摂取している人は注意が必要です。
植物油や魚の油は不飽和脂肪酸で動脈硬化を予防します。